メンバー紹介:伊東知剛が愛する映画

【日本映画】

帰らざる日々 藤田敏八監督・1978年

彼方からの手紙 瀬田なつき監督・2008年

キッズ・リターン 北野武監督・1996年

ぐるりのこと 橋口亮輔監督・2008年

残菊物語 溝口健二監督・1939年

昭和残侠伝血染の唐獅子 マキノ雅弘監督・1967年

太陽の墓場 大島渚監督・1960年

流れる 成瀬巳喜男監督・1964年

ニッポン無責任時代 古澤憲吾監督・1962年

わが町 川島雄三監督・1956年

作品は五十音順です。
ビンパチさんは遠く高校の先輩で、勝手に近しい感覚を昔から持っています。

瀬田さんは近しく大学の先輩で、その「軽さ」の絶妙な感覚に羨望しています。
最も新作が見たい監督です。

武さんの映画は、高校時代の個人的な映画体験を決定づけてくれました。

『渚のシンドバッド』が大好きなのですが、
『ぐるりのこと』では3分の2泣いたのでこっちを選びました。


【外国映画】

赤い河 ハワード・ホークス監督・1948年

カップルズ エドワード・ヤン監督・1996年

孤独な場所で ニコラス・レイ監督・1950年

スカーレット・ストリート フリッツ・ラング監督・1945年

セリーヌとジュリーは舟でゆく ジャック・リベット監督・1974年

続・夕陽のガンマン セルジオ・レオーネ監督・1966年

百一夜 アニエス・ヴァルダ監督・1994年

ファイトクラブ デヴィッド・フィンチャー監督・1999年

ミスティック・リバー クリント・イーストウッド監督・2003年

ミッション・トゥ・マーズ ブライアン・デ・パルマ監督・2000年

作品は五十音順です。

ハワード・ホークスでは、
『三つ数えろ』や『ハタリ』、『コンドル』などを差し置いて『赤い河』を選びましたが、
これは、モンゴメリー・クリフトとジョン・ウェインのあいだに流れる男気が、
ボガートの孤高さやジェラール・ブランの実力主義やケーリー・グラントの冷徹さに強く優っていて、
自分の生き方さえ大きく左右されたからです。

『ミッション・トゥ・マーズ』は、デ・パルマ作品で酷評されてますが、
個人的には『ミッドナイトクロス』と競い、ナンバーワンの作品だと思っています。溺愛です。

『若き日のリンカーン』もどこかに入れたかったのですが、10本という限定の中で泣く泣く諦めました。